某建設業企業の取り組み 「社会保険・長時間労働⑤」
しかし、建設業従業員(特に40代以上の方)には、
こういったこと(世間一般の常識)が通用しない
(望まれていない)部分が存在しています。
建設業の現場におきましては、自宅が近くになく、かなり遠方から、
出張のような・住み込み(出稼ぎ)労働者のような形で、
現場に入り込んでいる従業員が多いです。
そういった方にとっては、夜の余暇時間が増えたり、
休日が増加したりしても、
あまり利点が無いと考えていることがかなり多いです。
何故かといいますと、余暇時間が増加したり休日があったりすると、
呑みに行ったり、パチンコ等で遊んだりしてしまい、
さらにそれで負けてしまうと、給与が増える訳ではなく、
出費だけがかさむということが度々起こってしまうので、
そういった休日の過ごし方をしてしまう従業員は、
「働き方改革」を望んでいないと聞きます。
私は、「日本における人事労務管理の最大の問題点」は、
全ての業界を横並びで管理しようとする
ということだと思っています。
人事労務管理は、(良くも悪くも)ケースバイケースで対応する
必要があるという性質を持っていますので、
法律では「最低限の規定」だけ制定し、
それを破った企業への罰則を大幅に強化する、
という形のほうが柔軟性があり、
もっと、企業側・労働者側にメリットがある施策を
行なえるのではないでしょうか。